でいちゃんブログ

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「介護職員の給料事情はコレだ」介護士の僕が赤裸々に告白

介護職員の給料・年収の目安はどれくらい? 
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介護の仕事に就くとどれくらいの給料・年収が得られるのか、気になっている人も多いでしょう。ここでは介護職員の給料と年収の目安をご紹介するとともに、僕なりの年収をアップするための方法についても解説します。

 

  1. 介護職員の給料や年収はどれくらい?
  2. なぜ介護職員の給料は低いの?
  3. 介護職員の給料が上がっていく可能性はある?
  4. 年収アップしたい人必見! 介護職員の給料をアップする方法

 

1.介護職員の給料や年収はどれくらい?

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厚生労働省が公開しているデータもありますが、見ていてわかりずらい感想がありましたので、わかりやすさに特化しここは僕のリアルの給料明細をモデルに見ていきましょう。僕は介護福祉士の国家資格を持つ施設勤務11年目の介護職員です。実は25歳から30歳まで生活相談員や管理職、更に法人事務局も任されるキャリアを積みました。しかしキャリアを積むのと一緒に、高齢者の現場から離れること、上司への不信感の方も積もりに積もった結果、キャリアを全て捨てて1から介護職員として現場に戻ってきたわけです。ただ経験者扱いでの採用となっていますので、もしかしますと高めな水準かもしれません。

 

基本給+手当(扶養+通勤+住宅+夜勤3回)

212,500円+34,473円=246,973円

 

控除後の手取り額

192,455円

 

賞与額(年2回支給:6月と12月)

849,797円

 

寒冷地手当(北海道で暖房費らしからぬ手当)

150,000円

 

年収合計

3,309,257円

どうでしょう?時間外手当で多少変動しますが、これが今僕がいただいている給料事情です。えっこれだけ⁈と思う方もいれば、こんなにもらえるの⁈と思う方もいるかもしれませんね。

 

2.なぜ介護職員の給料は低いの?

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日本の全産業の平均年収は約440万円と言われています。このデータを見る限り、介護職員の年収とは明らかな開きがあります。介護職員の年収が低いのはなぜなのでしょうか。

その要因は1つだけではありませんが、中でも介護業界の給料アップの大きな妨げになっているのが公定価格の存在です。

介護施設などの事業者は、介護保険が適用される介護サービスを提供するとその対価として介護報酬を支給されます。そのため各介護サービスの単価は介護報酬に応じて決められる公定価格となっています。

サービスの単価や内容は3年に1度見直されて改定されますが、どのように改定されるかは基本的に国の政策によって左右されます。そもそも介護報酬は1割~3割を利用者が負担し、残りは保険料と公費で賄う介護保険から支払われます。介護報酬を増額することは国民の負担増につながるため、安易に増やすわけにはいかないという事情もあります。

介護事業者は、介護報酬から設備運営費などを差し引いたお金を介護職員に給料として支給します。そのため、事業者に支払われる介護報酬が大幅に増えなければ、介護職員の給料もなかなか引き上げとはなりません。

 

3.今後、介護職員の給料が上がっていく可能性はある?
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しかし今後、介護職員の処遇改善が行われていく可能性は非常に高いと言えます。

先月の介護保険制度改定にて、介護現場で働く「勤続年数10年以上の介護福祉士」について、各事業所で少なくとも1人の賃金を月額平均8万円増やすか、年収を全産業平均(役職者を除く)の440万円以上にするという政策が施行されています。実際に僕の施設でも次年度4月に10年以上の介護福祉士には月給にプラス8万円加算される対応がなされるそうです。僕も転職を繰り返していますが累計10年以上働いているとみなされて、来年4月に8万円いただけるみたいです。

但し、全ての施設がこの手当を職員の給料に反映するかはわかりません。そこはこれから就職する施設に問い合わせる、面接時に聞くなどしてみるのも手です。もらえるお金がもらえないのは悔しいですからね。

 

4.年収アップしたい人必見! 介護職員の給料をアップする方法

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国による処遇改善に期待する以外にも、介護職員としての給料をアップさせる方法はあります。給料アップのポイントを4つ挙げてみます。

介護福祉士などの資格を取得する
介護職員の給料は資格の有無によって差が付きます。介護福祉士の有資格者で、保有資格なしの場合と比べて48,560円の差が付いています。年間にすると58万円以上の差になります。

 

・夜勤に積極的に入る
24時間介護を行っている介護施設などでは通常、夜勤に入ると1回3,000~8,000円の夜勤手当が支給されます。

1人の介護職員が夜勤に入る回数は1ヶ月平均4~5回程度ですが、もっと多く夜勤に入れば手当を増やせます。中には少ない勤務回数で高収入を得るために、「夜勤専従」という働き方を選ぶ人もいます。

・ケアマネージャー、生活相談員などの職種を目指す
介護福祉士を取得している場合は、さらにケアマネージャー(介護支援専門員)や生活相談員の職種にキャリアアップすることで給料アップが望めます。

「平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば、ケアマネージャーの平均給与額は345,820円、生活相談員の平均給与額は318,660円となっています。介護福祉士の307,100円と比べていずれも高い給与が支給されています。

 

・給料アップが見込める施設に転職する
給料アップを目指して転職をするのも有効な方法の1つです。介護施設の中でも最も給料が高いのは特別養護老人ホームです。次が介護老人保健施設で、以下、訪問介護グループホーム、デイサービスと続きます。参考までに。

 

最後に

給与水準が低いと言われることの多い介護職員ですが、今後は処遇改善が行われる可能性が非常に高く先行きは決して暗いわけではありません。また資格取得やキャリアアップ、転職など、給料アップを目指すには個人の選択もキーになっていくでしょう。

 

やりがいは間違いなくある!